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ASRA MAX F2 細糸のメリットを最大限引き出すプレミアムロッド

格 ¥100,000(消費税・送料別)

NSRの生みの親にして唯一無二のビルダーであるニシダテツヤと、現代競技シーンで活躍する黒河アドバイザーが2年超に渡る開発、試作、テストを繰り返し、各地のアングラー、想定されるそれぞれのシチュエーションにおいてしっかり対応できる製品モデルがようやく完成。

「プロトよりずっと良くなってますね」

「これは全く異次元ですよ」

製品仕様の実釣において飛び出した黒河アドバイザーの言葉である。

はたしてASRA MAX F2とはどんなロッドなのであろうか。

1.2号ラインに最適化されたしなやかな細身からは想像できないトルク

F2に最適なラインは1.2号と、かかり釣りとしては細めのセッティングである。いわゆるトーナメンターのセッティングを真似て細糸にしても、ロッドがそのラインに最適化されていなければ、当然ラインブレイクのリスクは高くなる。そして不安を抱えてのやり取りとなってしまうだろう。

もちろん、F2はそうした不安を払拭するどころか、1.2号を使うメリットとその強度を最大限に生かせるようにセッティングされており、自信を持ってファイトしていただけるモデルに仕上がっている。

NSRのロッドは使用するラインの番手に合わせて最適なロッドを選ぶ、という考え方でラインナップされている。このF2は、1.2号を中心に、1.5号程度までを推奨ラインとしているが、とりわけ1.2号を使いたい、というシチュエーションに最適化されている。

では1.2号ラインを使いたい、とはどういう状況だろうか。

1.2号、つまり、一般的な基準となるであろう1.5~2号より細く、強度は劣ることになるが、その反面、表面積の小ささゆえに風や二枚潮といったドラグ要素に押されにくいというメリットが有る。また、その細さ故にノイズが小さく、海中からのシグナルをより繊細に感じ取ったり、テンションコントロールがしやすいという点も見逃せない。ライン選択において釣れる魚のサイズも考慮要素ではあるが、ラインテンション管理が釣果に直結するかかり釣りにおいては潮や風といった要素、水深など、ラインテンションに影響を与える要素の大きさによって使いたいラインは変わっていくのである。

偶然にも実釣取材の日は予報で風速7~8m、実際は海上なのでもっと強かった時間帯もあったと思われる。そしてもともと潮が動くポイントの上に、上潮が風に押されてどんどん流れていくという難しい状況だった。

そんな悪条件の中、黒河アドバイザーは次々とチヌを掛けていく。

その様子は動画でもご覧いただけるが、やま栄渡船でのレギュラーサイズである30cm超のチヌが、まるでカイズの数釣りのようにポンポンと浮き上がってくる様子が収められた。

もともと大きいチヌがかかってもそのショックをしっかり減衰するロッド特性からチヌが暴れにくく、ファイトに余裕のあるNSR ASRA MAXシリーズだが、このF2はその中でも現状最も華奢で軟調なモデルである。しかし、そのロッドの曲がり方からは想像できないほどロッドは魚を持ち上げつつ元の形に復元しようとする。

それは決してカーボンロッドにありがちな跳ね上げるような反発力によるものではなく、すっと魚の方から浮きに来たかのようなスムーズな戻り方なのである。大きくカーブするF2はその全体でしっかりショックを分散し、曲がったぶんのパワーを、復元しようとするパワーに移行させる瞬間が極めて自然体なのだ。動画を見て、ただ柔らかい竿だという見方は、まだこのロッドの特性を理解したとは言えない。

繰り返しになるが、曲がったロッドの戻り方にこそ、注目されたい。

カイズの数釣りも、型物狙いもこなせる

ASRA MAX F2はもともとは競技シーンにおいて、カイズと呼ばれる小型のチヌの数釣りを効率よくこなしつつ、時折混ざる型物もしっかり捕れるように、というコンセプトで設計されたロッドだ。

トーナメント仕様として一人ひとりの選手のためにチューンされたF2プロトタイプから、製品としてリリースできるまでに多くの細かい調整と改良がなされている。今や、F2は一般アングラーにとっても扱いやすく、これまでのかかり釣りロッドとは全く違うフィーリングと、細いラインを使いこなす楽しさを存分に味わえるロッドに生まれ変わった。

アングラーたるもの、微細な反応を感じ取ったり、竿を曲げることは釣りの大きな楽しみである。

その楽しさを全力で味わえるという心地よさもF2の魅力といえよう。

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